ありがちな問題は何がある?

介護職にも人事異動はあります。ただ、施設によって人事異動が頻繁にあるところとそれほどないところとの差があります。頻繁に人事異動が行われる施設は、それなりの問題が発生しています。

頻繁に人事異動がある施設は、やはり離職率が高いことが考えられます。人事異動は、欠員ができたところに補うために行われることがあるため、辞める人が多くなるとそれだけ人事異動が活発になります。人事異動が活発な施設は、人がすぐに辞めてしまう施設でもあると言っているようなものになります。頻繁に人事異動が行われることで、動く介護職員は何度も新しい環境に置かれることになります。いくら同じ介護の仕事だと言われても、環境が今までと違ったり、その施設ごとに仕事のやり方が違うことなどでストレスに感じることが多くなります。そうするとまたそこで離職する人が出てくる可能性があります。人が辞めたから補充のために異動をしているが、そのことがまたストレスとなって人が辞めていくという悪循環になるのです。

通常、人事異動は春だけとか、春と秋の2回というように決まっていることが多いです。それが、特に決まった時期ではなく頻繁に行われている場合は、何か問題が起きていると考えられます。もし介護職の転職を考えているのなら、その施設は頻繁に人事異動をしていないかということも調べておいた方が良いかもしれません。せっかく入職したのにまたすぐ辞めなければならないということにならないよう、人事異動についてもチェックしておくようにしましょう。